セッケイカワゲラ

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つい先日覚えた接写でこの写真をとりました。このコースでよく見かける「セッケイカワゲラ」です。えっ雪の中に虫がいるの!?そうなんです。このこは、すごい生き物なんです。この子の体温を測った人がいるのですが、昆虫なので気温が0℃の時は0℃で、-10℃の時は-10℃なんですが、手のひらに乗せて測ろうとするとケイレンを起こしてしまって動けなくなってしまうのです。


そう、この子は寒いところでしか生きられないのです。ふつう僕らが知っている生き物とは、まったく逆の生活をしています。雪が解け始める前に卵を川底に生むのですが、卵からかえると1mmくらいなのですが、川底でじっとして春眠?夏眠!しているのです。そして、秋になって落ち葉が落ちてくるとそれを食べて大きくなって、雪が降ると雪の上にでてくるのです。
そして、雪の上で何をしているかというと、川の上流に向かってずっとテクテクと歩いているのです。そう、そうしないと下流下流へと行ってしまい。生きていけなくなるのです。すごいですね。おわり。